ハワイ日本人移民到着150周年記念を祝して

絆グループとは


ハワイには、ハワイと日本の友好を育み、また人々を結びつけている数多くの団体があります。それらは文化的な集まりであったり、ビジネス、地域、イベント、または歴史をベースとした集まりであったりと様々です。150年前の日本人移民到着という慶事を祝して、それらハワイにある団体のうち「絆グループ」と呼ばれる二十の団体が一致団結し、ハワイの日系アメリカ人コミュニティーを代表する「元年者委員会」を結成しました。絆グループのメンバーは、様々な職業の、別々の団体に所属する、異なる目的とミッションを持った人々の集まりですが、一つだけ、共通して持ち合わせているものがあります。それは、ハワイの日系アメリカ人の歴史を守り、ハワイと日本の友情を育み、また自らの先祖がハワイの島々に持ってきたもの、またここハワイで築き、育んできたものを忘れない事への情熱と熱意です。元年者委員会は、在ホノルル日本国総領事館の指針のもと、1868年の元年者到着150周年記念を祝した様々な活動を2018年の一年間を通して行っていく予定です。

150名の元年者


1860年、二つの使節団がホノルルを訪れた際、カメハメハ大王4世はハワイ王国と日本との友好条約を提案されました。使節団の一つは1860年3月のパウハタン族の使節団長と副団長一行、そしてもう一つが同年5月のジョン万次郎、福沢諭吉が参加した咸臨丸に乗った使節団でした。1865年には、日本を拠点とするアメリカのビジネスマン、ユージン・ヴァン・リードがハワイ王国から在日本ハワイ総領事に任命されました。その後、歴史は重要な局面を迎えます-1868年、将軍が率いる江戸幕府がその政権を返上し、新時代・明治の到来に象徴される、天皇主権の政治が再開されたのです。しかし明治政府は海外旅行を禁止していました。そこで、1868年5月、150人の日本人がサイオト号に乗って横浜の港を出発し、6月20日にホノルルに到着。元年者は厳密には違法渡航者であったため、日本で高く評価されることはありませんでしたが、ハワイの地元民とは大変良好な関係を築き、ハワイにおいては高い評価を得ました。ハワイへ上陸した約150人の元年者のうち7人は契約終了前に他界し、54人が後に日本へ帰国しました。帰国しなかった者の半数近くは米国本土へと移り住み、残り半数はハワイに定住する事を選びました。

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2018 Events calendar of Hawaii organizations.

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元年者実行委員 & 組織構成


元年者をテーマとした2018年を祝おうと、元年者委員会は絆グループに属する二十の各団体と、一年を通して様々なイベントを計画しています。委員会は、2018年6月7日にシェラトン・ワイキキ・ホテルで行われる合同記念式典の企画、およびシンポジウムの調整役も務めています。デニス・オガワ博士(ハワイ大学マノア校教授)、キムラ・アケミ博士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員学者)、飯野 正子博士(津田塾大学元学長)を招き、サイラス・玉城の司会のもと、元年者、日系一世の抱えた問題と彼らのレガシー、文化的/民族的多様化と共生について協議いただく予定です。絆グループメンバー、そしてゲストの皆様と祝う終日にわたる当イベントのチケットは、オンラインでお求めいただけます。スポンサーおよび寄付のご協力もお待ちしております。イベント当日の詳細につきましては、当ウェブサイトにてご確認いただけます。記念式典やシンポジウムなど、2018年に行われる様々なイベントの情報は、元年者ウェブサイトより一般の皆様に発信いたします。

公益財団法人海外日系人協会は、2018年6月6日、元年者に関する様々な祭典と時を同じくして、第59回海外日系人大会をハワイにて開催する予定です。他団体の皆様もぜひ、このプロジェクトにご参加ください。参加申し込みフォームは元年者ウェブサイトにございます。

元年者カレンダーへのイベント掲載および元年者のロゴの使用には、元年者委員会による確認と承諾が必要になります。承認を受けるには、元年者というテーマに沿った目的である必要があります。絆グループの団体に関する情報は、当ウェブサイトの元年者委員会に関するページをご覧ください。元年者イベント情報は、イベントカレンダーをご参照ください。